こんにちは、地元の桜はいよいよ葉が出始めてきました。
この満開をちょい過ぎた緑まじりの桜もわりと好きです。
(たまに綺麗な景色の写真でものせようかな)
水道屋さんの工事ブログは地味すぎますよね。
さて、前回の記事でコンクリート枡から塩ビ枡に交換する記事を書きましたが、今回も偶然続けて書くことになってしまいました。
意外と同じような工事って続いたりするんですよね。
今回は枡の管路である溝(インバート)に大きな穴が空いてしまい、排水が穴から出て地中へ流出してしまっていました。

枡の溝の底までは約80㌢ほど。そこそこ深いところでのアクシデントです。
前回と異なる症状はともかく、今回もコンクリート枡を撤去して塩ビ枡に付け替えるという工事になります。
塩ビ桝に変えるメリット
- 経年劣化がほぼない。
- 根っこが入らない
- 掃除がしやすい
- 見た目もすっきりする
コンクリート桝から塩ビ桝に変えることのメリットについての掘り下げた話は別記事にて紹介します。
修理完了までの主な作業工程
- 枡周り掘削(深さ1m程)
- 枡の撤去
- 枡設置、配管接続
- 土の埋め戻し
※撤去した枡の搬出作業、処分、調査等の工程はお見積りに含まれますが本記事では省略しています。
枡周りの掘削

今回はこれを塩化ビニール製の枡に付け替える工事です。
公道に埋設されている本下水管へと繋がる”最終枡”と言われる枡です。
宅内のすべての水まわりから排出された排水が合流する地点ですので一番深い枡となります。
今回はGLつまり地面よりおよそ80㌢が管の底ですので、新しい枡や配管を敷設するのを計算に入れると1m程の深さを掘る事になります。
枡の撤去

底に見える管から先は本下水管へと繋がっています。
枡の設置、配管の接続

新しい枡を設置し、既設の管から新しく管を延ししっかりと接着剤で繋げます。
これで漏れることなく本下水管へとちゃんと流れるようになります。
土の埋め戻し

掃除口と呼ばれる縦の管が、太いコンクリート枡から細いビニール製枡に変わったことにより、入れ戻す土の量が増えます。

補填する必要量を計算し砂を転圧しながら埋め戻します。

表層は周囲と同じ様に土で馴らして完成です。
塩ビ枡の蓋は、マイナスドライバーでこじ開けられることが出来ます。
排水管のつまりなどが起きた場合は、この排水枡の蓋を開けて掃除が出来る様になっています。
詰まったり流れが悪くなったりしたとき以外はあまり開けることはないですが、土が被って場所が分からなくならないように日々の維持管理をしましょう。
本記事のように排水桝の不具合でお困りでしたらお問合せフォームからお気軽にお問合せください。