突然ですが、老朽インフラという言葉をごぞんじでしょうか?
たぶん、一度は聞いたことがあるという人が多いかと思いますが
読んで字のごとく”老朽化したインフラストラクチャー”のこと。
(…余計分かりづらくなってる。)
インフラ、インフラとよく聞きかと思いますが、インフラとは略語でインフラストラクチャーが正式です。
では、インフラストラクチャーって?
となりますよね。
まあ、先生(google氏)にお聞きしましたところによると
インフラ【infrastructure】:
基盤、下部構造などの意味を持つ英単語。一般の外来語としては、道路や鉄道、上下水道、発電所・電力網、通信網、港湾、空港、灌漑・治水施設などの公共的・公益的な設備や施設、構造物などを指すことが多い(社会インフラ)
とてもざっくり。
とのことで広義な意味を持つ観念ですね。
まあ、あまり深く考えなくともなんとなく雰囲気で想像できると思います。
さて、今回ブログの話題にしたインフラとはつまり生活インフラのことで、上下水道などのライフラインのこと。それの老朽化についてです。
いま我々が色々なところで使っている蛇口から出る水は、今から3~40年前ほどに整備された水道管が多くその古い埋設水道管があちこちで劣化が進み漏れはじめていて、それを治すのに莫大な費用と時間がかかるという問題が老朽インフラ問題ということです。
これは当然公共のものだけに限らず、個人の家の水道管も同じです。
私が日々漏水修理工事にお伺いするお家も40年ほど前の物件が多く、長い年月を経て傷みが激しく進んでいる状況です。
知らない間に床下で水道管からジワジワと漏れていて建物の内部壁や柱を腐らせていたりした、なんてことも脅かすつもりでも全くなく本当によくある話です。
当然、水道管なんて普段見えるところになんてないですので気にすることもないと思いますが、
多くの漏水修理依頼の方が言うのは「あまりに急で考えてもみなかった」と仰ることがほとんど。
あまり好ましい意見ではないと個人的には思いますが、そう言うのも無理もないといいますか複雑な気持ちになるのは確かです。
病気や事故と同じで、誰も自分がそうなるとは思ってはないということです。
時間の流れにはだれも逆らえないのと同じで、水道管の老朽化も致し方ないのです。
これは変えられない事実ですので、水道管が破裂したら破裂したでもう治すしかないのですが、あえてアドバイスをするなら定期的にメーターパイロットが無駄に回っていないかを確認すること。
もし!どこの蛇口も使っていないのにメーターパイロットが回っていたら漏水を疑ってください。
それと、なるべく水を使った後に蛇口を閉めるときはゆっくりと閉めて止水すること。
急に蛇口を閉めると、水道管内を流れていた水のエネルギーが行き場を失って瞬間的に管内の圧力が上昇し、傷みが酷く弱くなった箇所が耐えられなくなって穴や亀裂を作ってしまう可能性があるからです。閉めるときはゆっくりと優しく止水することを意識して使ってください。
これだけでも漏水リスクを軽減出来ると思いますので、お住まいの築年数がそろそろいい歳だなとお心当たりがある方は、この記事を読んだことをキッカケに気に留めてみてくださいね。
ではでは。